コラム

受験生に贈る - 2012/10/03(Wed)

 昨年の洪水騒ぎから早1年が経とうとしている今、思い起こすことがある。子どもの力を最後の最後まで信じることの大切さと、塾講師とはどうあるべきか、言い換えれば、教えるとはどういうことなのか、をじっくり考えることのできた貴重な時間だったと思う。
 昨年の今頃、中学3年生の生徒たちが抱える不安は、意識していないまでも、大変大きかったに違いない。約1月から2月も学校に行けず、塾にも思うように通えない生徒たちはその不安を乗り越え、例年以上の結果を残し、華々しく巣立っていった。
 第一志望校を1回目で不合格になりながらも再チャレンジして見事合格した生徒が2人、第二志望校が体調不良で失敗したにも拘わらず、その後の第一志望校で見事合格した生徒もいた。いずれも最難関の学校である。
 失意と不安のどん底で、自ら立てた目標を達成した子どもたちの合格の朗報を思い起こすと、今でも涙がこみ上げてくる。きっと彼らは、今後どんな辛いことがあってもそれを乗り越えたくましく生きていくに違いない。
 ここ数年、デモ、暴動、大洪水と、災難の絶えないタイでの生活だが、そんなタイでの生活は、彼らの大きな糧となることと思う。
 今年の受験生も、入試直前の時期に差し掛かっているが、自分を信じて最後まで頑張りぬいて欲しい。そんなことを、豪雨が降り続く中、思う今日この頃である。

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